ある日子どもたちに聞いてみました。「紙って何からできているのかなぁ」子どもたちからは「牛乳パック!!!」の声が。「う〜む、なるほど。」たしかに牛乳パックを利用した紙すきは、幼稚園や小学校で体験済みのようです。
にこにこじゅくでは植物から紙ができるまでの行程を3時間で体験してみようと考えて、この日、生のケナフで紙すきをしてみました。
まずは材料の採集から始めることに。佐藤家のヒミツの畑へご招待して、成長したケナフを子どもたちに抜いてもらいました。紙すきの途中で中に入れられそうなもの(落葉・ススキの穂・コスモスの花びら)なども探して集めました。 |
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ちょっとチクチクするよ〜 |
こんなにおおきい! |
これ、使えるかなー。 |
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今まで、普段の暮しの中で使われているものを、自分の手で作りだす経験はしてきたものの、今回の紙に関してはなかなかたいへんでした。植物から繊維をとることはとても力がいることです。かなづちでたたき、ミキサーで砕き、水で洗い、やっと原料の完成。
原料作り→紙すき→乾燥 これだけの行程を3時間で体験するために小さな工夫をちょこちょこ加えて、どうにか帰りには自分で作った紙を持ち帰ることができました。
子どもたちが作った紙には、それぞれが集めた秋のかけらがすきこまれ、苦労した手の跡と重なってとても良い味になっていました。
来年はケナフを植えるところから一緒にやりたいな。 |
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なんか木みたいだね。 |
ミキサーがこわれそう。 |
中学生がお手伝い |
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この日ケナフから作った原料(乾燥後) |
完成した和紙 |
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